
「地の神様」って どういう神様?
ひとくちに「地の神様(じのかみさま)」って言っても、いざ具体的に聞かれると「何の神様だろう?」って、考えちゃいます。
そこで、昔の記録を調べてみると・・・
「地之神正しく申す時は大地主と唱うその土地を主領する神を称する名にして」云々・・・って句読点なくて読みにくい。
わかりやすく言うと、土地の神様、地面の神様、大地の神様、土の神様ってところでしょうか。
我々は大地の恵みを受けて生きている、だから神様に感謝しようってことですね。
「地の神様」は、大地の神様
「地之神正しく申す時は大地主と唱うその土地を主領する神を称する名にして崇神天皇の時大国主命を葦原中国の大地主の神と称せりと古事記に在り 我々人間は一時たりとも土地の世話にならない時は無い 住むにも作物を作るにも衣食住土の恵みによって生きている 特に屋敷は家を建て年中住まわしていただいている地之神様より生存中借りているのである。」
「地の神様」は どの地域でやってるの?

「地の神様」は、どの地域で行われているのでしょうか。
日本全国津々浦々? 一部地域でひっそりと?
具体的には、静岡県の西部から中部にかけての地域で主に行われています。
最近では、土地の神をまつるということで、他県でも新しく始める人も増えてきているようです。
皆さんのお家にはありますか? おじいちゃん、おばあちゃんの家にあったりします?
地の神様は、静岡県の中西部を中心に広く信仰されている。
「地の神様」は いつごろから行われているの?

「地の神様」は、いつごろからあるのでしょう?
上の古い記録によれば、「古事記(こじき)」とあります。
古事記は、和銅5年(712)に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上しました。
実に1300年以上前っ!
その頃から始まっていたという記録はありませんが、ずっとずうっと昔から行われてきたことでしょう。
「地の神様」は、ずっと昔から
「地の神様」は 神棚とは違うの?

「地の神様」と「神棚(かみだな)」の違いは何でしょう。
「地の神様」は、その土地の神様で、外におまつりします。
一方「神棚は」は、神社でもらってきた「おふだ」を入れて家の中におまつりします。
おまつりの仕方も神様も違っていますね。
外からと中から、両方で神様に守ってもらうと御利益倍増でしょうか。
「地の神様」と「神棚」は、似ているようで違うもの。