「地の神様」にまつられている神様とは

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 今日は、「地の神様(じのかみさま)」にまつられている、神様とは「一体誰なのか?」ということをリサーチしていきたいと思います。

 これまで、「地の神様」は「大地の神様」だよ、ということでお話ししてきました。

 ここでは、具体的に「地の神様」の名前を調べていきたいと思います。

①大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)

地の神様
地の神様

 地の神様のおやしろには、中に「おふだ」が入っています。

 こちらは、磐田市にある「見付天神」のおふだですが、その真ん中に書かれている神様の名前は、「大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)」と書かれています。

 読んで字のごとく、「大地の神」「地主の神」。土地の神様そのものです。

 大国主命(おおくにぬしのみこと)は、名前がいっぱいありますが「葦原中国(あしはらのなかつくに)の大地主神」とも呼ばれているそうです。

 「古語拾遺」には、「昔在神代 大地主神 営田之日…」とあり、農耕とも関係のある神様のようですね。

古語拾遺(こごしゅうい) 大同2年(807)成立 ※諸説あり

②埴山姫命(はにやまひめのみこと)

 埴山姫命(はにやまひめのみこと)は、土の神様です。

 「埴」は、埴輪(はにわ)の「はに」で、泥のことでもあります。

 土や泥、陶芸、農業などの神様でもあります。

③産土大神(うぶすなのおおかみ)

 産土大神(うぶすなのおおかみ)は、私たちが住んでいる地元の神様です。

 自分が住んでいるところの、一番近くの神社の神様のことです。

④山から来た農耕の神

地の神様
地の神様

 昔からの手作りの地の神様で、自然石がご神体の場合や、何も無い場合の「地の神様」は、山から来る農耕の神様の場合が多いようです。

地神は農神(のうがみ)として、田の神と同じく去来伝承が語られている。大分県日田(ひた)市地方では2月サジの日(社日)に作神様が天から降(くだ)り、秋のサジの日に天に昇るという。神が降ると暖かくなり、去ると寒くなるといわれている。

コトバンク

 農耕の神様は、時期になると天から来て、収穫が終わると天に帰るようです。

⑤ご先祖さま

 静岡県や埼玉県では、その家で亡くなった人が、50年もしくは33年経つと地の神様になると言われている地域もあるそうです。

⑥その他

 その他にも地域によって、いろいろな神様をおまつりする場合があるようです。

 そのほか神社以外でも、仏教系や修験道系もあるようです。また調査して、詳しいことがわかったら追記していきます。