公開講座

 見付には古代より続く矢奈比賣神社(みつけてんじん)、淡海国玉神社(惣社)、天御子神社があります。矢奈比賣神社の祭礼は「見付天神裸祭」として、淡海国玉神社と天御子神社の祭礼は「祇園祭」として有名です。特に裸祭は国の重要無形民俗文化財に指定されています。3社とも「式内社」(古代に書かれた神名帳に掲載されている神社)でありながら、歴史的な文書が殆ど残されていませんので、その歴史があまり分かっていませんでした。新たに確認された文書史料や民俗資料を用いて3社の歴史を探ろうという試みが一昨年度より始まりました。その『矢奈比賣神社・淡海国玉神社・天御子神社誌』作成委員会の途中成果を地域の皆さんにお伝えしたく、この公開講座を設けました。

<矢奈比賣神社誌 第1回 公開講座>

令和8年5月16日(土)13:30 ~ 16:00   見付天神つつじ館(社務所南側の建物)
講座
「調査事業紹介と矢奈比賣神社の7代目神主・斎藤信幸」
   中山 正典 (調査事業編集委員長、静岡県農林環境専門職大学客員教授)
「矢奈比賣神社の社領の展開と見付」
   坪井 俊三 (地域史研究者、元磐田市史調査執筆委員)

 下記のとおり令和8年度には5回、見付天神のつつじ館で開催を予定しています。興味ある方は誰でも参加可能ですのでお気軽に受講ください。 ※入場無料、一般参加者歓迎、申込不要 

No日時会場講座担当者
15月16日(土)13:30つつじ館<事業説明>中山 正典 坪井 俊三
27月18日(土)13:30つつじ館佐口 節司 伊藤 新之輔
311月21日(土)13:30つつじ館後藤 敏完 鈴木 健多郎  
41月16日(土)13:30つつじ館渥美 賢吾 高塚 真之 竹山 喜章
53月20日(土)13:30つつじ館谷部 真吾 増田 千次郎  古田 健一郎 
令和8年度公開講座

矢奈比賣神社(見付天神)

磐田市見付地区の氏神社。式内社(10世紀初めの『延喜式』神名帳に載る古い神社)。古代においては「矢奈比賣」の女神を祀っており、正暦4年(993)に天満宮、「天神(菅原道真)」を勧請した。これ以降天神ともよばれる。この神社の大祭が見付天神裸祭である。怪物を退治した悉平(しっぺい)太郎の伝説の舞台ともなり、参道には悉平太郎の像が建てられている。

見付天神裸祭

国の重要無形民俗文化財。

 矢奈比賣神社が旧暦8月10・11日に行う大祭。矢奈比賣の神が天神社から淡海国玉神社に渡御する行事が中心となる。その際、灯りは消され、付き従う男衆は裸体に草鞋、褌に腰蓑という姿である。矢奈比賣の神は11日に見付宿を巡り、還御する。社会組織としても各祭組が4つの梯団を組織しており、また、特定の家筋で役割を担う先供も組織されている。


<調査執筆予定者>

  • 谷部 真吾(監修者 山口大学教授)巻頭言・コラム
  • 坪井 俊三  文献史料・近世史・社領
  • 高塚 真之  中世・近世史
  • 渥美 賢吾  古代・中世史
  • 後藤 敏完  神社史・しっぺい太郎
  • 佐口 節司  祭礼・建造物・文化財
  • 伊藤 新之輔 祭礼
  • 古田 健一郎 神社史・三社の神階
  • 増田 千次郎 建築
  • 竹山 喜章  神社史・文献史料
  • 鈴木 健多郎 神社史・国学
  • 中山 正典  祭礼・神社史・文献史料
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